2019年12月22日日曜日

『イスラーム文化』 井筒俊彦 著

著 者:井筒俊彦
題 名:イスラーム文化 -その根柢にあるものー
発行所:岩波書店
発 行:1991年6月17日 第1刷発行
    2002年4月25日 第21刷発行

目 次

はじめに・・・・・・・・・・・・七
Ⅰ 宗教・・・・・・・・・・・二一
Ⅱ 法と倫理・・・・・・・・・八一
Ⅲ 内面への道・・・・・・・一六七
後記・・・・・・・・・・・・二二七


Ⅰ 宗教
 同じアラビア人といっても、砂漠の遊牧民と都市の商人とでは、生活感情、生活原理、メンタリティも全然違う。予言者ムハンマドはまさに砂漠的人間の価値体系そのものに真正面から衝突し、対抗し、それとの激しい闘争によってイスラームという宗教を築き上げた。

 ムハンマドはベドウィンーー典型的な砂漠人間ーーにたいして実に根深い不信の念を抱いていた。ムハンマドはベドウィンを「彼らを容易に信頼してはいけない・・・。事あればすぐ寝返りを打ってわれわれを裏切る人間だ」と評した。

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